仕上げ工事 (壁紙編)
江戸川支店の エノもん です。
弊社のブログも日に日に充実してきたなと感じる今日この頃・・・
今回は仕上げ工事、壁紙クロス編を書いていきます。
はじめに・・・
壁紙(以下、クロス)工事のポイントと工程を下記に掲載します。
1. 天井、壁に貼った石膏ボード(以下、ボード)が綺麗に張られているかチェック!
(ボード間に大きな隙間が無いか、ボードの継ぎ目で段差は無いか)
2. 出隅部分(出っ張っているコーナー部分のこと)にコーナー材を張る。
ちなみに、このコーナー材はプラスチック系の素材です。新居の引越し時などに出隅コーナーを凹ませてしまうと、クロスの補修だけでは済まなくなるのでご注意ください。
凹ませてしまったら、コーナー材から交換してパテ打ってクロス再補修・・・と
最初からやり替えになってしまいます(―_―);
3. 段差、すき間を消す為のパテ下地は入念に。
(パテは2回打ちが基本。段差が多いときは3回、4回と均していきます)
パテ粉に、水を混ぜて、パテ完成!
パテは、水をすこ~~し入れるだけでも硬さが変わるくらい繊細です。
目安の分量はありますが、微調整は職人さんの経験でパテの硬さを調整します。
完成したパテを、ボードの継ぎ目に塗り塗りします。
1回塗って、乾き始めたら2回目を打ちます。
パテ1回目
パテ2回目
はい!ここの工程、要チェックポイントです(^_^)/
このパテ処理がクロスの仕上りを左右します!
特に薄いクロスを張る時は、0.何mmの段差にも気をつけます。
それは、薄いクロスは、もともと下地の段差を拾いやすく、仕上がった後に天井に設置する照明の反射光や、部屋に差し込む太陽光の反射光で、う~~~っすらボードのパテ処理が影となって目立つことがあるためです^_^;
吹き抜けや階段廻りは特に上から光が差し込んでくるケースが多いので、パテのラインが見えやすい所と言えます。入念にパテを施工、余分なパテは削り落とします。
パテ吹き抜け写真
クロスも厚手の商品を検討するのが無難です^_^;
以上が、施工工程の流れですが、もう一つ大切なこと、
それは、厚いクロスほど仕上りは綺麗!になることです。
クロスは、同じシリーズ、同じ金額の商品でも、品番ごとに厚みが違います。
(下記参照。)
クロスの厚み拡大画像↓
見比べると、厚みが違うことがわかると思います。
厚手のクロスを採用するメリットは色々あります!
↓
1 クロスは厚手の商品ほど、下地の段差を拾いにくく仕上がりも綺麗。
2 クロス同士の継ぎ目もわかりにくく、綺麗に仕上げることが可能。
3 将来、クロスを補修することになっても、補修部分が目立ちにくく仕上げられる。
以上、大きく上記3点です。
あと、最後になりますが・・・
工期はしっかり確保する。
どの工程にも言えますが、適正な工期を組み、必要以上に職人さんを急がせないことが大切です。
弊社は仕上げ工事は勿論ですが、基礎、大工工事、外壁屋根工事等々、一般的な工期に比べて全体工期が1か月ほど長く頂いています。
やはり、注文住宅の仕事をしている以上、突貫的な工事はしたくないからです。
適正な工期工程を組み、完成引渡しに向けて責任を持って工事を進めていきたいからです。
もし、新居完成を急ぐ必要のある方は、建てることが確定していなくても、事前に業者さんにご相談をされた方がよろしいかと思います。
その理由の一つには、日本の建設業界は職人さんの数が減ってきており、いざ間取りが決まっても希望工期に合う職人が居ないかもしれない!?からです。
話は飛びますが、日本の大工さんは60歳代が一番多く、50、40、30代になるほど格段に人数が減ってきています。
ここ1,2年、海外から職人を連れてきて、海外の人の手で造っている建築現場を見かけるほどです^_^;
話、戻します。すみません^_^;
シンプルに考えてみても、急いで仕上げても綺麗に仕上げられるかは別問題です。せっかく注文住宅を建てるのであれば、余裕を持った工期で進めることがベストと思います。建築途中での変更工事もあるのが注文住宅ですので・・・^_^;
最後になりますが、今回、掲載させていただいた現場は来年1月中旬ごろに竣工いたします(^_^)/
その時を楽しみに私も頑張ります!!
朝晩、寒くなってきましたので、ブログをご覧の皆様もお体ご自愛くださいませ。
以上、エノもんでした!
江東、江戸川、隅田、葛飾 注文住宅 |丸山工務店
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