楽しみな家具工事!3
こんにちは。
ハウジングプランナーのクワハラです。
前回の『楽しみな家具工事!』、『楽しみな家具工事!2』に続き、造作家具事例の続きを紹介させていただきます。
今回は、ダイニングスペースに設置する多機能食器棚です。
ダイニング廻りの収納は、グラスやお酒、食器や食材などだけでなく、ペンやハサミなどの文具、幼稚園や小学校のお手紙などの書類関係も入れたいところですよね。
今回はその他にも仏壇と神棚、PCモデムやルーター、ワインセラーも設置したいとご要望がありました。
仏壇や神棚の設置には制約があります。
○設置する向き
○上部には何も物は置いてはいけない
○神棚のサイズは横幅3尺6寸5分(1104mm)、奥行きは12寸(360mm)
一般的に仏壇や神棚の設置する向きは南や東側に向くように設置しますが、今回は東に向け設置しました。
6つの箱の右上を仏壇スペース、右下はワインセラー、真ん中上部をグラス、残りは隠す収納に配置したのですが、神棚は左上の配線BOXのある所以外ないな・・・
ダイニング前の食器棚なので一部ガラス戸にして、沢山お持ちのワイングラスが見える様して、その他の部分は文具やルーター関係など、隠せた方がなんでも入れられるので使いやすいでしょうね。
手前に神棚を設置して、配線BOXを隠しちゃいました。
神棚をずらすとこんな感じです。
天板には穴をあけて収納内にルーターを入れられる様にしたので、ルーターをいじるのが楽になると思いますし、ルーターや配線に埃がたまらずにお掃除も楽チンです。
神棚をスライド出来る様にレールを埋め込みました。
仏間上部にも同じ木目パネルをはめ込める様にしてあるので家具と一体感が出ます。
棚板は可動棚に全てしておりますので、食器やお茶道具などの背の低いものや、お酒の瓶などの背の高いものなど、高さを変更してお入れていただけます。
こういった棚板は入れるものによって手前が瓶で奥が食器を入れるなど、棚板の奥行きを変える事もできます。
仏壇を入れる箱は両開き戸ですが、扉を引き込めますので邪魔になりません。
こんな金物で引き込める様にしてあります。
正面上段にはガラス扉でワイングラスを吊り下げてあります。
扉を閉めた時に中身が見え過ぎない様に暗目の面材ですといいですよ。
室内ドアと同じ面材で作成させていただきましたので、一体感がありスッキリ落ち着いた雰囲気になりました。
神棚はヒノキの無垢なので色が明るいですが、使い込んでくると落ち着いてくると思います。
続きまして寝室のパウダースペースとミラーも造作で作成しました。
額に入れる鏡の周囲に角度を入れるだけで可愛くなりますよ。
業界的には『テーパー』というのですが、分かりますか?
鏡設置風景
僕が写ってるので載せさせてもらいました(笑)
ミラーの設置方法は鏡下に下駄を履かせて、ビスを打つと水平を出すのが楽ですよ。
鏡上部の額と鏡の 間あたりに先ほどのテーパーがあるのが分かりますか?
こちらの写真はテーパーがL型に見えますね。
今回のお住まいは他にも色々とご要望いただき、家具を設置させていただきました。
住まいや家具が変わると生活の変化が必ず出ると思うので、少しでもいい方向になる様ご提案できればと思います。
お客様と試行錯誤して、心を込めて造ったお住まいや家具に愛着を持って使っていただけると嬉しく思います。また、定期点検を通して、お手入れの仕方を覚えてもらい、お客様と一緒にお家を大切にお付き合いしていきたいと思います。
ではでは
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