防音対策!!
あけましておめでとうございます。
工事部の『ケンジ』です。
今回のブログは、昨年の12月に上棟しました江東区のK様邸において、少し工事内容をご紹介させていただきます。
内容としては、床の仕様についてです。
K様邸は2所帯のアパートになっており、2階の床については1階の部屋への防音対策をしなくてはなりません。
防音対策のお話をする前に音はどうやって伝わるかは皆さんご存知ですか?
他にも適度な吸音が必要なピアノ室の施工例もありますが、機会があれば施工方法のご紹介などできればと思います。
防音対策のお話をする前に音はどうやって伝わるかは皆さんご存知ですか?
他にも適度な吸音が必要なピアノ室の施工例もありますが、機会があれば施工方法のご紹介などできればと思います。
wikipediaで調べてみると
『音(おと)とは、物の響きや人や鳥獣の声、物体の振動が空気などの振動(音波)として伝わって起す聴覚の内容、またはそのもととなる音波を指す。』とある通り、空気の振動なんです。
建築材料では音対策として色々な物がありますが、大きく分けると遮音材や吸音材があります。
一般的に遮音材料は鉛やコンクリートの様な質量の重い材料ほど空気振動の音を遮音しますし、吸音材料はロックウールやグラスウールなど繊維系のフワフワした材料が多く、音のエネルギーを吸収します。
吸音材でもパネルの様な材料もありますが部屋の用途や施工性によって床や壁、天井の使用材料を選定していきます。
そこで、今回仕様しているのが、下記の写真の遮音マットです。
厚さは18㎜を仕様しています。
施工方法としては、床下地の上に部屋の隅から置き敷きしていきます。接着剤は不要です。
遮音マットには、伸縮が生じてしまうので、間には、2~3㎜の隙間(目地)を設けていき、仮釘を打ちます。
次に、隙間を設けた部分には気密遮音コーキングを充填していきます。(下記写真)
マットの厚さが18㎜あるので、65㎜のフロアーネイルで留めます。
釘の頭が出っ張らないように、ポンチで最後は打ち付けています。(下記写真)
木造住宅で特に共同住宅等では、フローリング(床材)の下にこういった遮音マットを敷き込むだけで、防音性能が確保しやすくなりますので、防音対策の一つとしまして是非参考になればと思います。
以上、施工例のご紹介でした!
今年も一年宜しくお願い致します!
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